【ロードキング、スーパーバガー!!】
2017.09.29
ブログタイトル・・・・・・・・【ロードキング、スーパーバガー!!】
施工対象物・・・・・・・・ロードキング
ブログ掲載日時・・・・・・・・2012-12-15~2013-03-21
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◎久しぶりのヘビー級カスタムペイントのスタート
Noy’sさんで製作中の【ロードキング】のスーパーバガースタイルです
ウルトラやストグラのバガーはすでに日本でもよく知られ
サードアイでもペイントを手がけさせていただきますが、ロードキングバガーは意外ですが初挑戦

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いつかはやってみたいと思ってたローキンバガーですがこんなに早く巡り合わせていただけてラッキー
画像はNoy’sさんで製作中の状態を送ってもらったもの
いつもながらNoy’sさんの造る流れるような美しいボディーラインには惚れ惚れします

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この画像からイメージを膨らませて…
・・・ って、これがなかなか大変です
実はこの記事書いてる現在はベース色もほとんど塗り終わり
あとは絵を入れていく段階まで進んでるんですが・・・
まだいろいろ悩んでてちょっと迷宮に入ってしまってる感じ
来年の各ショーやイベント、雑誌などにもに引っ張りだこになるマシンでしょうから
デザインの悩みぐあいもハンパじゃないですね
とにかく連載をスタートしつつ、頑張ってまだまだ悩みます~

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◎全部ではありませんがパ取り外されたパーツ達
なかなかのパーツ点数とその大きさに圧倒されます

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ウインカー位置やシートなど他のパーツとの位置関係を確認

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このあと表面処理加工と、
見えない部分ですが裏面も綺麗に下地処理へ入っていきます

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◎細かい部分まで整形中、そして

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サフェーサー
今回はパールホワイトのベースカラーなので
サフェーサーもホワイトを使ってます

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◎こちらサフェーサーのあとはベースホワイトを塗っていく段階ですが
ここでテールランプにはちょっと変わったマスキングを貼っておきます
ここも後々リアまわりの大きな見せ場になる部分

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ほかのパーツもすべて白く…

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白いサフェーサーの上に真っ白の塗料を塗ってるので変化は良くわかりませんが
とにかく真っ白にします

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パーツがたくさんなので何日かに分けて続きます

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◎真っ白になったパーツに今度はパールゴールドかけて行きます
そして、パールゴールドになったパーツから順にクリヤーコーティング

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さらに温室で硬化し出来上がったのがコチラ
パールホワイトの車両ならこれを付けたら完成ですが
今回はまだまだこのあとハードなグラフィックが入りますよ
というわけでここまではほんの準備段階のようなものですね

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光の角度によってはうっすらグリーンにも見える美しいパールゴールドの
ボディーですが年明け早々、ガッツリハードな
スーパーマシンへと完成していきますよ

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◎昨年末から長時間かけて作っていたマスキングデータを
年明け一番に位置合わせ
ガツーンと大きめに行っちゃいますよ

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さらに回りはバランス見ながら即興アドリブで飾りつけ
やっぱり実物をさわって行くことで卓上のイメージだけでは解らない
微妙な局面などを生かすことが出来ます

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◎それでは塗っていきます
まずはワンポイント的に入るレッドから
これはほんとに少ないので塗ったらすぐにマスキングで隠してしまいます

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さて何でしょう?
ここからしばらくはフリーハンドのアドリブで・・

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単調にならないように動きを出すのと、太さをいろいろ変えてみます

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時々離れて見て全体のバランスをつかみながら

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その後、ここはスパイダーネットになってます

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◎リーフは流れるようなラインを引くようにブラシを動かし

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質感を変えたいときは細かいドットを無数に描いて

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影になる部分から順番に 1枚剥がしてシュー、1枚剥がしてシュー

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すると大体こんな感じになって来て

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ジョーカーも
今後はトランプの後ろ側から剥がしてシュー、剥がしてシュー

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ガッツリ絵が入りました

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タンクの片面にラフに入れるだけでも丸2日がかり
これからまだまだ微調整やハイライトで手を加えていくので
なかなか気が遠くなる工程ですよ

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◎前回で柄の入ったタンクは色止めコーティング
その間に次のパーツへ

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右サイドのボックス・・・
ツアラーの場合はここも大きな《見せ場》になる重要ポイント

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ここはオーナー様のご希望《輪廻》をもとにデザインを起こした装飾品がメイン
《曼荼羅》の西洋版とでもいいましょうか?
まわりはリーフ模様でデコレーション

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コツコツ進めていくと徐々にですが全体像が見えてきて

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記事ではアッというまでもかなり時間はかかってます

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細部やハイライトはまだですがだいたいこんな感じかな

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◎左ボックスとか・・・

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右サイドカバーとか・・・

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タンク左サイドとか・・・

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ひたすら描いていきます

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まだまだ途中ですが・・・

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◎ロアフェアリング左下にはNoy’sさんのロゴ

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ふたたび足付けしたタンクにはハイライトを入れてます

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逆にも

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◎タンクは完全に絵も描き終わり、ひと足お先にコーティングへ

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何度にも分けて分厚~いコーティングになります
これを完全硬化を待って・・・
全体をふたたび研磨してます

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これがショーバイクにするための《完全肌無し鏡面仕上げ》にする工程になります
表面の細かい凸凹を研磨により完全に取り去り、
ここから磨き上げてツルツルのテカテカに仕上げます

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◎ここでいったん場所を移してNoy’sさんの工場へ・・・
そしてペイントの終わった右半分のパーツを装着してもらいました
本来ならすべて完成後の納品になるんですが今回の場合は全体のバランスが《命》
ある程度装着して行きながら作戦会議となります

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肝心のフェンダーはまだ付いてませんが、リヤから見るとほとんど模様はなくほぼ真っ白・・・
このあたりも今回のコンセプト《思い切って絵の無い部分も作る》ってことにもなってます

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まだ全貌は見えませんがイメージは完全にまとまりましたよ
凄いのが完成します
もう少しで・・・

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◎前回、実車にパーツを装着したことで大体のイメージはつかめました
それを踏まえて
パールホワイトで仕上がってたパーツたちに絵を追加

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基本的にはパーツ単体で見たときもカッコ良くなるように
それぞれの模様を配置していきます

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◎最後の大物パーツ、超バガーなリヤフェンダー
バランスを考えてこのパーツはシンプルデザインになりますが、
そのぶん小技を効かせた繊細なペイントで魅せたいですね

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今マスキングしてるのはテールランプまわりです

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シルバーをベースに塗って

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シャドーを入れて立体的に塗ってみました
埋め込みテールランプでまったくのツルツル平面なんですが
シルバーの装飾になってるように見えるかな
光った時どんな風に見えるかはこの段階では確かめられませんが
想像通り出来てたらここも大きな見せ場になるはずです

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◎前回、最後の大物パーツリヤフェンダーのペイントに入っていき
テールランプ周りのデザインペイントを済ませましたが
ついに今日はそのリヤフェンダーペイントも最後の部分、
オーナー様指定のチームロゴを入れていきます

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最初の方はマスキングとエアブラシを駆使して
細かいデザインのシルエットを表現しつつ

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終盤に進むにつれエアブラシのみで影を付けながら立体感を出していきます

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構成はシンプルですが細工は繊細なリヤフェンダーペイントになりました
さて、早くすべてのパーツが装着された状態が見たいところですが
膨大な量のパーツですから仕上げのポリッシュにも時間がかかりますよ

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◎WJMSの興奮も覚めやらぬ中、スーパーロードキングバガー完成のお披露目となります
・・・といってもこちらの画像はWJMS展示2週間前にすべてのパーツを仮組みし、
各パーツのフィッティングやクリアランス・・・デザイン等の再確認を行った時の画像・・・
このあと数箇所に手が加わえられ、絵の変更箇所も少しあったので
いわば、この時の姿は90%完成体とでも言いましょうか
完全なる100%バージョンはNoy’sさんの車両撮影を待ってからご紹介させていただきます

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WJMSの会場で見た人も、室内で見たときとまた違った印象を受けるでしょ
スゴイ迫力ですよねぇ~
明日は逆サイドの画像をご紹介いたします

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◎昨日に引き続き、スーパーバガーなロードキングさんの(90%)完成画像です
長~~~~~いサイドに…
ド迫力のリヤ

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バガーと言えばどうしてもHXやウルトラのイメージが強いですが
バガーカスタムの本場アメリカではロードキングベースが人気急上昇だとか・・・
確かにまだ日本でローキンここまでやっちゃってるのもほとんど無いでしょうから
今回のWJMSのようなカスタムショーにはぜひ展示されるべき最新カスタムマシンと言えますね
もちろん来月、名古屋JOINTSにも展示される予定です
また100%完成画像が手に入ったら、あらためてご紹介させていただきます

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◎もちろんコチラも次の日曜日、名古屋に登場いたしますよ FLHR・ロードキングさん
サードアイのペイント、2013上半期を代表する超バガーのスーパーマシンですね
かなりの長期間お預かりしてたこともあって愛着もひとしおです

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こちらも完成画像はすでにNoy’sさんのブログにアップされてますが
解説Noy’sブログ
ぜひ21日、日曜日のJOINTSでナマで至近距離から見て下さい

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見所としては、やはりこのバガーが【ロードキング】ベースだと言うことでしょうか、
まだ日本では馴染みが薄いローキンバガーですがバガーの本場アメリカでは
かなり熱くなって来てるので、いずれこの波は日本へも来ます
現時点ではまだピンと来ない方もぜひ今回JOINTSでこちらの白いロードキングをチェックしておいてください
おそらく2~3年後にそのまま見ても最新カスタムマシンですよ
(たぶんその時はさらにずっとカスタムは進んじゃってるでしょうが
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